2020年は極めて大変な年でしたね。パンデミックに伴う多くの変化や制限により、多くの人々が在宅から出社に復帰することに対して、複雑な気持ちになったのは当然のことでしょう。政府は自粛規制を解除したとはいえ、依然として一定の会社員には自宅待機を勧めています。ここでは、オフィスワークを再開するメリットとデメリットについて見てみましょう。
メリット
メリットとしては第一に、「生産性の向上」が挙げられます。自宅では、多くの雑念に妨げられて、集中力が散漫になりがちですが、オフィスに戻ればそんなことにはなりません。
もうひとつのメリットとしては、「協力体制の改善」です。リモート業務期間は、コミュニケーション用のソフトに頼っていましたが、やはり人と実際に話すことに勝る方法はありませんよね。その場で一緒にいると、新しいアイデアが生まれたり、プロジェクトのブレインストーミングができたり、チームの他のメンバーと関わりを持つことができます。
また、「身体の健康」と「心の健康」も大切です。そのため、ソーシャルディスタンスや隔離は、ヒトの健康に大きな影響を与えています。だからこそ、従業員が安全に職場に復帰するために必要な自信をつけてもらうことが重要なのです。簡単なことではありませんが、働く人にはこの後押しが必須なのです。
最後になりましたが、出社勤務を再開するということは、パンデミックを打破して、日常生活に戻れるということです。多くの人が今の状況に危機感を抱いていますが、結局は元の状態に戻るには今が最適なタイミングなのかもしれませんね。
デメリット
見えている世界だけがすべてではないので、物事は両面から見つめなければなりません。この観点からすると、出社勤務に立ち返ることは良いことなのですが、潜在的なリスクも考慮しなければなりません。
たとえば、車がなければ、通勤に公共交通機関を利用しなければなりませんよね。その場合、多くの人と接触することとなり、その中にはコロナに感染している人がいる可能性がありますし、それを避けることはできません。
子どもと一緒にいる時間を長く取ることができるので、家にいることが好きな人もいます。幼いお子様の場合は、特にそうですよね。ですから、赤ちゃんや子供と離れなければならない場合、出社しないといけないことにショックを感じるかもしれません。
在宅勤務になることで、作業スペースを整え、一つの業務に集中することができたという人もいます。出社勤務に戻る際には、騒がしさ、オフィス設備の居心地の悪さ、換気の悪さ、交通量の多さに向き合う覚悟が必要です。最後になりましたが、出社勤務によってメンタルを左右される人も多いので、変化にうまく適応するためにも、しっかりと睡眠を取るようにしましょう。